担い手づくり

黒滝村森林組合では「緑の雇用」事業と地域おこし協力隊制度を活用しながら
森林の担い手として育成しています。

「緑の雇用」現場技能者育成対策事業

緑の雇用とは?

「緑の雇用」現場技能者育成対策事業という、新規就業者等の研修を行う林業事業体(森林組合・民間林業会社等)を支援する、林野庁の補助事業です。研修生は「緑の研修生」と呼ばれ、都道府県知事の認定を受けた林業事業体に雇用されていることが条件です。

「緑の研修生」は、まずトライアル雇用(最大3カ月の実地研修)を受け、林業が合っているかどうかを試すことができます。次に同地域の「緑の研修生」と集合研修「林業作業士(フォレストワーカー)研修」を受け、さまざまな機械の取扱い・安全について学びます。研修プログラムは1年目・2年目・3年目とステップアップし、未経験の方でも基礎知識・技能の習得から一人前の現場技能者として必要な能力を身につけることが可能です。さらには就業経験5年以上の方を対象とする「現場管理責任者(フォレストリーダー)研修」、10年以上の方の「統括現場管理責任者(フォレストマネージャー)研修」で、現場の効率的な運営や統括管理に必要な知識・技能を習得しキャリアアップを図ります。

緑の雇用キャリアアップの流れ

緑の雇用キャリアアップ説明図

黒滝村森林組合での緑の雇用事業について

平成27年度「緑の雇用」事業に3名の職員が参加しました。彼らは2年目・3年目の研修を受けこれからの林業の担い手として経験を積んでいきます。

 

内藤 誠哉

和田 崇利

阪上 尚樹

地域おこし協力隊制度

地域おこし協力隊とは?

地域おこし協力隊とは、都市住民などの外部人材を受け入れ、地域の活性化を図る活動に従事する人材で、市町村が募集し委嘱を行っております。集落支援員は、地域住民とコミュニケーションを図り、地域情報の収集を行う人材で、市町村が募集し委嘱を行っております。

黒滝村では、新たな視点で村の課題を見つけ、地域の人々と力を合わせ地域作りの活動に取り組むことを目的として、観光振興業で2名、農業の6次産業化で1名、集落支援員1名が活動しています。また、歴史ある吉野林業を新たな視点で見つめ、地域の人々と力を合わせて森林資源を活かした活動に取り組むことを目的として、森林整備隊員3名(平成29年4月現在)が活動しています。

黒滝村地域おこし協力隊 森林整備隊員紹介

久喜 要 隊員

谷本 伸雄 隊員
(たにもと のぶお)

住吉 寛俊 隊員

安崎 沙耶香 隊員
(やすざき さやか)

辻本 奏美 隊員

上山 拓己 隊員
(うえやま たくみ)

以上3名の隊員たちは、当森林組合林務班と共に林業振興を通し、黒滝村地域おこしに一役かってくれております。
また、黒滝村地域おこし協力隊は、吉野林業の伝統工芸である透かし彫りにも挑戦しています。