事業紹介

提携事業紹介

黒滝産吉野杉の家具づくりを推進!!

(写真左から)辻内前村長、岡田社長、貝本組合長

黒滝村、黒滝村森林組合、飛驒産業 3者提携事業

透かし彫りで制作された
提携事業協定書

黒滝産吉野スギを使った家具づくりを進めるため、黒滝村と森林組合は、岐阜県高山市の家具メーカー「飛驒産業」と協定を結んだ。新商品開発や販路拡大、地域間交流などにも取り組む。

3者は平成26年から、地域総合整備財団(=ふるさと財団)の助成で研究開発を展開。同社の圧縮加工技術を用いて、スギの弱点だった柔らかさ(強度)やキズつきやすさを克服し、黒滝産吉野スギを活用したテーブルやイス、床材を製品化した。

同社は、約15年前から地元のスギの家具を手がけていたが、吉野スギの色、木目の美しさに着目。岡田社長は「人間の力で自然のものをここまで美しく仕上げられるのかと感動した。大きな可能性を感じている。」と話し、“日本の高級家具ブランド”としての販売や、一層の技術改良に意欲を見せている。

調印式は、黒滝産吉野スギの床材を使って改修した村立黒滝村小学校で実施。辻内幸二村長は「林業の低迷で山の荒廃が心配される中、黒滝の木に付加価値をつけたいという思いでスタートした。事業提携を弾みに林業が息を吹き返し、昔のような山や川を取り戻すことができれば」と期待を込めた。

貝本組合長も「飛驒産業の優れた技術力と高いデザイン力で、黒滝の材が素晴らしい製品になってうれしい」と話した。

今後は連携して国内外への発信を強化。環境意識の高い企業や施設、学校施設などにもPRしていく。

※奈良新聞より抜粋

3者提携事業製品紹介

KISARAGI

国産材の針葉樹である杉。
その手触りの優しさと柔らかな性質を活かそうと模索するも、 家具に用いるにはもろく不適であった。
『KISARAGI(如月)』は杉圧縮柾目材を用いたデザイン。
杉を丁寧に加圧プレスすることで、強度を持ちはじめて柾目での使用が可能になった。
杢目の凛とした表情と直線の引き立つ形態とが、 生活空間を豊かで上質なものにする。
『如月』は草木の更生するという意味を持つ。
進化する国産杉材活用の門出である。


黒滝村WEBサイト

https://www.vill.kurotaki.nara.jp/

飛驒産業株式会社

https://kitutuki.co.jp/