製品情報

吉野杉 透かし彫り

透かし彫りとは?

吉野杉は屋久杉、春日杉などの文様(曲線)的な木目美と異なり、直線による木目美によって称美されてきました。材質の柔軟さ、木理の素直なことなどから、以前は樽丸(たるまる)・桶(おけ)・曲物(まげもの)等に広く加工されていましたが、近年はその木目の美しさが活かされ、家屋の高級建築用材として使用されるに至っています。
この透かし彫りは、そういった吉野杉の材質と美しさに案を得た美術工芸品です。
デザインの妙味もさることながら、模様化された木目の性質に御着目ください。いわゆる夏目の部分がある特殊な機械と技術によって美しく透かし抜かれ、残された冬目が簾(すだれ)状の線美を構成しています。
冬目の堅さ、夏目の柔らかさという杉ならではの性質が、この透かし彫りの発祥起源と言ってもさしつかえないでしょう。

製品のご紹介

透かし彫りは美術工芸品として、看板、ネームプレート、ウェルカムボード等、様々な用途にご利用いただいています。
絵柄につきましても幅広く対応できますので、ご興味のある方は黒滝村森林組合までお問い合わせください。

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制作中の様子

透かし彫りは、吉野杉の美しい木目の性質を活かして、夏目と言われる柔らかい部分を透かし抜いて製作します。特殊な機械等を使って手作業で丁寧に製作しています。

地域おこし協力隊も透かし彫りに挑戦!

黒滝村地域おこし協力隊は、吉野林業の伝統工芸である透かし彫りにも挑戦しています。